平成楽曲研究所《キョクラボ》

平成生まれのオタクたちが、音楽について語ります。

チルアウトのススメ ~デレ幕張から実践!新時代のライブ楽しみ方~

こんにちは。ほえぃるです。


早速ですが、こちらをご覧ください。
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2021年1月の開催が発表された"THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS Broadcast & LIVE Happy New Yell !!!" のレギュレーションに記載されていた一文です。

公演中の声援、コールについてはなにかとトラブルの原因になることがありました。
1年くらい前まで、周囲に合わせた掛け声ならOKだとか、家虎は禁止だとか、匿名の評論家たちが喧々諤々と論争を繰り広げていたものです。

とあるコンテンツでは、イベント中のマナーとしてこんなイラストが公式から発表され、熱い議論を巻き起こしていました。
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しかし、昨今の情勢も相俟って、公演中の声援は完全に禁止となりました。

インターネット上では、この裁定に賛否両論挙がっていますが、イベントに参加する以上は遵守しなくてはなりません。

そうは言っても、参加者全員で決め打ちのコールを唱えて声援を送り、ボタン電池のペンライトを都度都度色変えしながら、周囲の人の迷惑にならない程度に身体を動かすことでライブイベントを楽しんでいた方にとって、このルールでイベントを心から楽しむのは容易ではありません。

そこで私から1つ、新たなライブの楽しみ方を提案します。

それがチルアウトです。

チルアウトとは


チルとは、「のんびり」「まったり」「癒やし」など、心身のリラックスした状態を表す言葉。(日本語表現辞典より引用)


1990年代からダウンテンポのゆったりとした曲ジャンルをチルアウト系と呼ぶようになります。
そこから派生し、のんびりした状態のことを"チルっている"などと表現する俗語も誕生しました。

最近ではリラックス効果をウリにした"CHILL OUT"というドリンクも誕生しました。

つまり、盛り上がれないならば、いっそ癒しを求めてライブに行けばよいのです。

ライブの持ち物

  • チケット
  • 財布(交通費程度で最小限に留める)
  • マスク
  • 音楽用イヤープロテクター(推奨)

以上です。
ペンライト?タオル?名刺?不要です。
貴方は癒しを求めてライブに行くのですから、荷物は可能な限り減らして行きましょう。

冬場のイベントかつ、着座で動かないのであればタオルなど使いません。
ペンライトの色変えや腕を振る動きなどに気を取られていては癒されることはできません。
癒しを求めて足を運んだ場所で、何故名刺交換など人間関係に神経を擦り減らし、ストレス要因を増やす理由がありましょうか。そもそも密です。
同様の理由でスマートフォンも置いていきましょう。Twitter友達を探してエゴサを続ける疲れから解放されます。

そしてイヤープロテクターは必須ではありませんが、音に敏感な方は事前に購入されることをお勧めします。
特に普段のイベントから家虎が気になる方は、聴覚過敏のため大きな音が気になりすぎてしまう場合があります。
以下のサイトなどを参考に、自分に合ったものをお探しください。

ure.pia.co.jp

ライブの楽しみ方

  • 椅子に深く座る
  • 肩の力を抜く
  • ぼんやりと会場を見渡し、気になったものに目と耳を傾ける

これだけです。
自己紹介ごとにペンライトを切り換える必要はありません。アーティストのコメントに、バラエティー番組のようにタイミングよくゲラを入れることも、拍手のタイミングを窺うことも不要です。
アーティストのトークやコーナーが長くて眠くなったら、寝てしまっても良いです。イベント中の睡眠は禁止されていません。いびきがうるさくて起こされてしまうことはあるかもしれませんが。

まとめ

ライブ中のコール禁止は、果たしてライブを楽しもうとする私たちを縛る枷なのでしょうか。

私は決してそうではないと断言します。

今までの当たり前が通用しなくなったときにこそ、新しい文化が誕生するのです。
その1つの提案として、今回チルアウトを提唱しました。


アーティストに心を傾け、穏やかな時間を過ごす瞬間こそ、新時代に迎合したライブの楽しみ方ではないでしょうか。

ペンライトも、タオルも、名刺も持たず、会場に身を預ける貴方は、きっと誰よりも自由になれるはずです。